バッティングの際「上半身の力が弱い」や「上半身のどこの力を付ければいいのだろう」と悩んでいませんか。
私は、高校3年生の夏から大学進学に向けての8ヵ月間、肉体改造のためにトレーニングジムに通い、ジムのトレーナーにアドバイスをいただきながら本格的にトレーニングを習いました。
その結果、大学進学時には金属から木製に変わったバットでも、楽々柵越えができる程パワーアップした肉体を手に入れることができたのです。
この記事では、ジムのトレーナーにアドバイスをいただきながら本格的にトレーニングを行った私が、実際に鍛えた「バッティングに必要な上半身の力」の鍛え方やオススメの練習方法をご紹介します。
本記事の内容では、あなたがバッティングの際の必要な上半身の力を鍛え、打球を遠くまで飛ばすための参考にしていただけたら嬉しいです。
↓合わせて読んで欲しい記事。バッティングに必要なことがわかります。
バッティングに必要な上半身の力
バッティングをする際、必要な筋肉が存在します。
バッティングでヒットやホームランを打つ確率を上げるためには、力(パワー)が必要だからです。
ヒットやホームランをたくさん打つためには、理想のバッティングフォームがあり、そのフォームを実現させるためや打球を遠くまで飛ばすためには、筋力が必要になります。
今回は、上半身をピックアップして、バッティングに必要な力を体の部位ごとに解説させていただきます。
↓下半身編はこちらの記事。
バッティングに必要な上半身の力(上腕二頭筋・上腕三頭筋)
バッティングの際に必要な力の1つとして、上腕二頭筋・上腕三頭筋があります。
(上腕二頭筋・上腕三頭筋とは、上記写真の丸印の部分にあたります)
バッティングをする時の「テイクバックからインパクトまでバットをスイングしていく時」や「インパクトからフォロースルーにかけてピッチャーが投げたボールを打ち返す」際に必要な筋肉です。
上腕二頭筋・上腕三頭筋を鍛えることで、「スイングスピードが上がる」や「ピッチャーが投げたボールに当たり負けない・押し込む(運ぶ)力が強くなる」の効果が得られます。
その結果、打球を遠くまで飛ばすことができ、ヒットやホームランを打てる可能性が上がるということです。
バッティングに必要な上半身の力(腕橈骨筋)
バッティングの際に必要な力の1つとして、腕橈骨筋(わんとうこつきん)があります。
(腕橈骨筋とは、上記写真の丸印の部分にあたります)
バッティングをする時の「インパクトからフォロースルーにかけてピッチャーが投げたボールを打ち返す」際に必要な筋肉です。
腕橈骨筋(わんとうこつきん)を鍛えることで、「バットのヘッドを走らせる」や「インパクトからフォロースルーに移る時にコックを使う」ことができます。
その結果、打球スピードを上げることができ、ヒットやホームランを打てる可能性が上がるということです。
バッティングに必要な上半身の力(三角筋・広背筋)
バッティングの際に必要な力の1つとして、三角筋や広背筋などの肩・肩甲骨周りの筋肉があります。
(三角筋・広背筋とは、上記写真の丸印の部分にあたります)
バッティングをする時のすべての動作で必要な筋肉です。
三角筋や広背筋などの肩・肩甲骨周りの筋肉を鍛えることで、バッティングを総合的にレベルアップさせてくれます。
その結果、ヒットやホームランを打てる可能性が上がるということです。
バッティングに必要な上半身の力(体幹)
バッティングの際に必要な力の1つとして、体幹(特に腹筋・背筋)があります。
(体幹とは、腹筋や背筋のほか、肩甲骨周辺の筋肉など大小さまざまな筋肉のことを言い、体の深い部分にあるインナーマッスルも体幹の一部です。)
バッティングをする時のすべての動作で必要な筋肉です。
体幹(特に腹筋・背筋)を鍛えることで、バッティングの姿勢を安定させてくれます。
その結果、「理想のバッティングフォーム実現させられる」や「スイングスピードを上げる」や「打球を遠くまで飛ばす」ことができ、ヒットやホームランを打てる可能性が上がるということです。
バッティングに必要な上半身の力の鍛え方
バッティングに必要な上半身の力を鍛える上で、気を付けて欲しいポイントが3つあります。
- 年齢や筋力に合わせた負荷設定をする。
- 筋肉痛が出るまで行い、筋肉痛が出たら休ませる。
- 筋肉を大きくすることだけを意識し過ぎず、実践向けの筋力を付ける。
「筋力を効率よく鍛える」や「鍛えた筋力の効果を実践で最大限に発揮する」ためです。
筋力を効率よく鍛えることで、他の練習をする時間が取れますし、筋力を付けても実践で活かせなかったら、もったいないですよね。
筋力を効率よく鍛える方法や実践向けの筋力について解説させていただきます。
年齢や筋力に合わせた負荷設定をする
現代では、育成年代に与えるウエイトトレーニングの効果などの研究が数多く行われ、小中学生でもウエイトトレーニングを積極的に取り入れることで多くの利点があることがわかってきています。
小学生からウエイトトレーニングを行うことで、「神経筋能力向上」や「ケガ発生のリスク軽減」や「運動スキル向上」などさまざまなメリットが得られるからです。
しかし、筋力がまだ未発達の段階でトレーニングマシンなどを使用して、本格的にウエイトトレーニングをすることはオススメできません。
まずは、自重(自分の体重)を使ったトレーニングから行い、徐々にトレーニング器具やマシンを使用することをオススメします。
筋肉痛が出るまで行い筋肉痛が出たら休ませる
ウエイトトレーニングは、筋肉痛が出るまで行い、筋肉痛が出た部位はできるだけ休ませる(使わない)ようにしましょう。
筋肉痛が出ているということは、筋肉を構成している繊維に細かな傷が生じ、炎症を起こしている状態で、その傷を修復する際に以前の繊維より太くなります。
これが筋肉が大きくなる(鍛えられる)メカニズムだからです。
腕を鍛える日と決めて、腕のトレーニングを徹底的に行い、翌日筋肉痛が出るまで追い込みます。
翌日、腕が筋肉痛になっていたら、筋肉痛が治るまで腕は休ませて、その間は足を鍛えるなど筋肉痛になっていない部位のトレーニングを行うようにしましょう。
そうすることで、効率よく筋肉を鍛えることができます。
筋肉を大きくすることだけを意識し過ぎず実践向けの筋力を付ける
筋肉を大きくすることだけに意識が行き過ぎてしまうと、せっかく鍛えた筋肉が実践にいきないケースがあります。
バッティングは力だけでするものではなく、しなやかさや俊敏さも必要だからです。
表面上の筋力を鍛えるだけでなく、体幹(インナーマッスル)の体の内側の筋肉や旋回などを意識したしなやかな筋肉を付けることが大切になります。
筋肉を付けても、しなやかさや俊敏さを失わないことで、実践向けの筋力となるのです。
バッティングに必要な上半身の力を付ける練習方法
バッティングに必要な上半身の力を付ける練習方法は、自分の力(筋力)に合わせて徐々に負荷を増やしていくことをオススメします。
適切な負荷でトレーニングを行わないと、自分が負荷を掛けたい部位に正確に負荷を掛けられないからです。
筋力が未発達な子が、5kgのダンベルを使用して腕のトレーニングを行うと、腕の力だけでは持ち上げることができず、全身を使ってその反動を利用して持ち上げようとします。
腕のトレーニングのはずが、全身を使ってしまうことで、負荷が分散してしまい腕に負荷が集中せず、思った効果が得られません。
負荷を徐々に増やしていきましょう。
- バッティングの動きそのもので力を付ける練習方法。
- 自重を使って力を付ける練習方法。
- トレーニング器具を使用して力を付ける練習方法。
- トレーニングマシンを使用して力を付ける練習方法。
バッティングに必要な上半身の力を付ける具体的な練習方法を紹介させていただきます。
バッティングの動きそのもので力を付ける練習方法
バッティングに必要な力は、バッティングの動きによって鍛えることができます。
バッティングの動きをするためには、バッティングに必要な力が必要となり、その力を使うことで鍛えられるからです。
バッティングの動きそのものの練習方法とは
- 素振り。
- ティーバッティング。
- フリーバッティング。
などが、あげられます。
その練習をする際のポイントは、「全力の力でフルスイングする」「少し負荷をかける」です。
全力の力でフルスイングすることで、今出せる最大限の力をキープすることができます。
少し負荷をかけることで、最大限の力をあげることができます。
反対に8割の力で普段の練習を行っていると最大限の力が8割に減ってしまうのです。
少し負荷をかける練習紹介。
素振りであれば、普段のバットより少し重い「マスコットバット」で素振りを行う。
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ティーバッティング・フリーバッティングであれば、普段のボールより少し重い「トレーニングボール」で、バッティングを行う。
↓ティーバッティングには「砂鉄入りサンドボール」。
↓硬式用ハーフ・フリーバッティングには「ウエイトボール」。
自重を使って力を付ける練習方法
自重を使って行うトレーニングは過度な負荷かけずに、適度な負荷をかけることができます。
自重トレーニングとは、自分の体重を負荷にして行うトレーニングだからです。
上半身の力を付ける自重トレーニングは、「腕立て伏せ」「倒立」「腹筋・背筋」「体幹トレーニング」などがあります。
ジム通いや器具を購入せず、簡単にできることと、体に過度な負荷をかけ過ぎないことがメリットです。
トレーニング器具を使用して力を付ける練習方法
トレーニング器具を使用してトレーニングを行うことで、自重で行うトレーニングよりもレベルアップすることが期待できます。
自分が普段支えている体重よりも更にトレーニング器具によって、負荷を加えていくからです。
トレーニング器具には、「ダンベル」「ベンチプレス」「チューブ」などがあります。
自重トレーニングが筋力が付いてきたら、トレーニング器具を使って徐々に負荷を増やしていきましょう。
↓上腕筋・腕橈骨筋を鍛える自重トレーニングとトレーニング器具を使った練習方法でわかりやすいブログがあったので、参考にしていただけたらと思います。
↓広背筋を鍛える自重トレーニングとトレーニング器具を使った練習方法でわかりやすいブログがあったので、参考にしていただけたらと思います。
↓三角筋を鍛える自重トレーニングとトレーニング器具を使った練習方法でわかりやすいブログがあったので、参考にしていただけたらと思います。
↓自分の負荷に簡単に合わせることができる「重量調節が簡単なダンベル」。
トレーニングマシンを使用して力を付ける練習方法
トレーニング器具を使用して行うトレーニングだけでは、負荷が足りなくなってきた方はトレーニングマシンを使用して力を付ける練習方法をオススメします。
鍛えたい部位に大きな負荷をかけることができ、筋力を大幅にアップさせることができるからです。
トレーニングマシンを使用して本格的にトレーニングを行う時は、「トレーニングジムのインストラクター」や「所属チームのトレーナー」などの筋トレの専門知識を持った方にトレーニング方法を教わることもオススメします。
自分に専門知識が身につき、個人でも効率よくトレーニングをすることができるようになるからです。
↓自宅でもまるでトレーニングジム気分が味わえます。
まとめ
ここまで、【バッティング】必要な上半身の力とその鍛え方練習方法について解説させていただきました。
バッティングに必要な上半身の力を鍛えることで、「ピッチャーが投げたボールに当てたバットが当たり負けしない」や「ボールを遠くに飛ばす」ことができるようになります。
バッティングに必要な力(筋肉の部位)を理解していただき、正しい練習方法で鍛えていただけたら、効率よく筋力アップが期待できると思います。
あなたにとって、この記事内容が参考になり、より多くのヒットやホームランが打てるようになっていただけたら嬉しいです。
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