「素振りしていてもバッティングがなかなか上達しないな」や「バッティングが上達する素振りのやり方ってあるのかな」と悩んでいませんか?
18年間本気で真剣に取り組んだ私が、バッティングが上達する素振りの方法を教えます。
本記事の内容では「自分のバッティングのクセを矯正する」や「試合で打てるようになる」といったバッティング上達に繋がる、素振りの方法を解説させていただきます。
この記事を最後までお読みいただき、素振りマスターになっていただけたら嬉しいです。
↓合わせて読みたいブログ。バッティング上達にはコチラもある。
バッティング上達のために素振りをする目的
素振りをする目的は、自分の理想のバッティングフォームに近付けるためになります。
素振りは、自分のバッティングフォームに100%集中できるからです。
実際に試合で打席に立ち、バッティングをする時に自分が意識した形でスイングできるのは、30%程度と言われています。
残りの70%は、自分が無意識(体の反応)でスイングしているということです。
日頃の練習(フォーム固めは特に素振り)から、どれだけ自分の理想のスイングに近付けれて、無意識でもそのスイングができるようになるかが大切になります。
実際にどうやって理想のフォームに近付けていくか紹介するよ!
↓合わせて読みたいブログ。フォームの基本はコチラ。
バッティングフォームを固める
素振りをしながら、バッティングフォームを固めていきます。
バッティング上達のためには、繰り返し行う反復練習で体に正しい動きを染み込ませていく必要があるからです。
「教えてもらったこと」や「自分なりに改善しようと思ったこと」をすぐに体が覚えてくれる訳ではありません。
「教えてもらったこと」や「自分なりに改善しようと思ったこと」を素振りで繰り返し練習をし、自分のフォームを固めていきましょう。
バッティングフォームを矯正する
素振りは、バッティングフォームを矯正するために、最も有効的な練習になります。
自分が矯正したい(直したい)部分に特化して、練習ができるからです。
素振りは、ボールを打つティーバッティングやフリーバッティングとは違い、ボールを打たない練習のため、スイングを1連で行う必要がありません。
そのため、自分が矯正したい(直したい)部位が「脇が開いてしまう」であれば、脇が開いてしまわないように誰かに抑えてもらいながら、その動きを体に覚えさせていくことができます。
バッティングに必要な筋力をつける
素振りをすることで、バッティングに必要な筋力をつけることができます。
素振りは、バッティングそのものの動きだからです。
足を速くしたい時には、ダッシュを行いますよね?その補助としてその他の筋トレなどを行ったりします。
バッティングも同じように、そのものの動きの素振りで必要な筋力をつけ、その補助としてその他の筋トレなどを取り入れていくようにしましょう。
可動域を広げる
素振りをすることで、バッティングに必要な可動域を広げていくことができます。
自分が動きズラいと感じた部分を集中的に動かすことができるからです。
例えば、スイングする時に腰が回らない・引っかかってしまうといった感覚がある場合、可動域を広げるための素振りのやり方を実践しましょう。
そうすることで、今まで以上に体を動かせることができるようになり、可動域を広げることができます。
バッティング上達のために素振りで意識すること
素振りをする時に、何を意識して取り組むかが超重要になってきます。
何を意識するかで「素振りの練習内容」や「素振りから得られる成果」が大きく変わってくるからです。
「フォームを固めるため」と「コースに対してスイングできるようにする」といった内容では、素振りで行う練習方法が変わります。
また、「ただ100回素振りをする」と「試合を意識して100回素振りをする」とでは、得られる成果が大きく変わってきます。
自分が何のために素振りをするのか、しっかりと意識して取り組むようにしましょう。
↓合わせて読みたい記事。素振りをする時の豆対策と豆対処方法。
何を鍛えるのか目的を決める
意識するために、「バッティングに必要な筋力が足りていないから、筋力アップするための素振りをする?」「バッティングのフォームが固まっていないから、フォームを固めるための素振りをする?」と自分なりに、目的を決める必要があります。
その目的によって、意識することや練習方法が変わってくるからです。
バッティングのフォームを固めるために、普段より重いバット(マスコットバットなど)で素振りをしても、思うように振れないため、狙った効果は得られないことになってしまいます。
バッティングのフォームを固めるためなら、普段使用しているバットで、理想のフォームをイメージしてじっくりと素振りするといでしょう。
試合(実戦)を想定する
素振りをする時にも、実際の試合(実戦)を想定することが大切になります。
いくら練習をしても、試合で結果を出せなかったら意味がないからです。
練習ではすごく上手なのに、実際の試合(実戦)では結果を残せない選手も少なくはありません。
その原因として、練習と試合がまったくの別物となってしまっている可能性が挙げられます。
普段の練習から、できる限り試合に近付けられた練習ができるかが重要になってきます。
コースごとに振り分ける
素振りの時に、ただ同じコースをずっと振っているだけでなく、いろいろなコースを振り分ける必要があります。
ピッチャーの投げた球は、いろいろなコースに投げられてきますし、コースによって球へのアプローチの仕方が変わってくるからです。
インコースであれば、足を少し開き気味に踏み込み、ミートポイントもピッチャー側に近づいていきます。
素振りの時から、コースごとに振り分けて練習しておくことで、試合(実戦)の時にピッチャーが投げ分けてきたコースに柔軟に対応していけるでしょう。
バッティング上達のための素振り練習方法
ここまで、素振りの目的・意識することについてお話させていただきましたが、ここからは練習方法について解説させていただきます。
目的や意識することがわかっても、肝心な練習方法がわからなかったら、行動に移しにくいですよね。
私が実際に行っている、「フォームを固めるための素振り」や「筋力をつけるための素振り」を紹介させていただきます。
自分の課題に合わせて、実践をしていただけらと思います。
素振り練習方法①フォームを矯正する
フォームを矯正するための練習方法の実例を紹介します。
課題:引き手(ピッチャー側の手)の肘が、外側に逃げてしまう。
結果:力が逃げてしまい、ボールに力が伝わらない。
課題の「引き手(ピッチャー側の手)の肘が、外側に逃げてしまう」を改善するための練習方法。
自分で肘を押さえて素振りをし、肘を外側に逃がさずにバットを出してくる感覚を体に覚えさせるです。
繰り返し練習を行った結果、肘が外側に逃げてしまう課題が改善されました。
私の改善事例を一部紹介させていただきましたが、このように自分の課題となる部分にフォーカスして、素振りでフォームを矯正していきましょう。
↓フォームを矯正するための道具を使って素振りすることもオススメです。
素振り練習方法②フォームを固める
素振り練習方法①で紹介させていただいた、フォームを矯正した部分を意識しながら、通しで素振りをしてフォーム固めをしましょう。
部分ごとでスイングをすることができても、一連の流れの中ではうまく行かないというケースも大いにあるからです。
フォームを矯正する素振りで正しい感覚を体に覚えさせたら、通しで素振りをしてみる。
うまくできなければ、もう一度矯正する素振りを行うといったように繰り返し素振りをしていきましょう。
クセを直すということは簡単ではないので、根気強く地道に反復練習をしていくことが大切です。
素振り練習方法③筋力をつける
素振りで筋力を付ける方法を紹介させていただきます。
鍛える筋力として、「速筋(そっきん)」と「遅筋(ちきん)」が必要あります。
2種類の筋力を理解することで、効率よくトレーニングをすることができるのです。
2種類の筋力の特徴と鍛え方を解説させていただきます。
速筋(そっきん)の特徴と鍛え方
速筋とは、瞬発的な運動に使われ、大きな力を出せる筋肉のことです。
速筋は、バッティングのスイングスピードを上げるや球への反応速度を上げるなどの際に必要となる筋肉になります。
鍛え方は、体に速い動きを覚えさせ、そのために必要な筋力をつけることです。
練習方法として、「普段振ってるバットより少し重いバットで素振りを数回する」→「普段振っているバットに持ち替えて素振りを数回する」を繰り返し行っていきます。
↓普段より重いバット「マスコットバット」はコチラ。
重いバットを全力で振った後に、普段のバットを振ると軽く感じて速く振れるようになるよ!
遅筋(ちきん)の特徴と鍛え方
遅筋とは、持久的な運動に使われ、大きな力は出せないが疲れにくい筋肉のことです。
遅筋は、1試合通して同じパフォーマンスができるように、持久力(スタミナ)を付けるために必要な筋肉になります。
鍛え方は、1回1回の素振りの間を空けず、連続で素振りを数回していくことです。
練習方法として、「素振りをしたら、すぐに最初に戻りまた素振りをするを繰り返し行う」や「足を開いた状態で、素振りを連続で行う」といった方法があります。
先ほど紹介させていただいた、マスコットバットで振るのも効果的だね!
素振り練習方法④可動域を広げる
素振りで可動域を広げる練習方法を紹介させていただきます。
可動域を広げることで「対応できる範囲が広がる」や「大きなパワーを生み出す」などの効果が得られます。
鍛え方は、今動かせる範囲よりも少し広い範囲へ力を入れながら、動かしていくことです。
例えば、自分が気になっている部位、「スイングのフォロースルーに入る時に腰が回らない場合」。
練習方法として、フォロースルーの前までスイングをする→フォロースルーの時に腰が引っかかる感覚になったら→バットの反動を利用して外側に腰をきる→少し体を内側に戻して→また外側に腰をきるを数回繰り返す。
素振りの動作でストレッチをする感覚だね!
素振り練習方法⑤試合を想定する
素振りで試合を想定した練習方法を紹介させていただきます。
試合を想定した素振りをする時は、自分の間合い(タイミング)だけで素振りをするだけではなく、相手のピッチャーをイメージして、相手のピッチャーの間合い(タイミング)に合わせて素振りをするようにしましょう。
実際の試合では、ピッチャー主導でそのタイミングに合わせて、バッティングをしていく必要があるからです。
練習方法として、打席に立つところから試合をイメージして、自分のいつものルーティンから入っていきます。
そこからは、ピッチャーのモーションをイメージして、タイミングを取りながらスイングをしていく形です。
それを自分で打席数を決めて、素振りをしていきましょう。
本番前のリハーサルをするような感覚で、本番に良いイメージを持って入っていけると思います。
素振り練習方法⑥コースを振り分ける
素振りでコースを振り分ける練習方法を紹介させていただきます。
まずは、コースごとのミートポイントをしっかり頭に入れましょう。
↓コースごとのミートポイントの見つけ方については、こちらのブログで紹介させていただいています。
練習方法として、例えば自分の中でインコースを振ると決め、インコースを数回振るようにしましょう。
コースによって、踏み出す足・ミートポイントなどが変わってきますので、しっかりと体に覚えさせていきましょう。
ちなみに、素振りの時に何も意識せず振ると、得意なコースを振っていることが多いらしい。
相手の選手が素振りしているところを観察すると、得意なコースが分かるかも!
まとめ
ここまで、バッティングが上達するための素振りを解説させていただきました。
素振りと言っても、フォーム固め・筋力を付ける・試合を想定するなどといった、目的によって内容が変わってきます。
自分の課題によって、目的を決め、目的に合った素振りの方法を選択して練習をしていくことが大切です。
この記事の内容が、少しでも参考になり、皆さんのバッティング上達に繋がっていただけたら嬉しいです。
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