【野球初心者から少年野球向け】試合で打てるバッティングのコツ

「練習では打てるようになってきたのに、なかなか試合で結果が出ない」や「試合ではバッティングのどういったところに注意すればいいの」と悩んでいませんか?

練習の時と試合の時のバッティングのコツには、明確な違いがあります。

練習の時のバッティングのコツは、「試合で結果を残すため技術や体力を身に付ける」試合の時のバッティングのコツは、「ピッチャーとの駆け引きに集中し、身体は勝手に反応する」ということです。

本記事の内容では、試合で打てるようになるためのバッティングのコツを初心者から少年野球の子(親御さん)に対して解説していきたいと思います。

最後まで読んで頂けたら、試合で打てるようになるバッティングのコツが掴むことができるでしょう。

目次

バッターボックスに入る前に事前の準備をする

試合になったら、バッターボックスに入る前にできるだけの準備をして臨むようにしましょう。

バッターボックスに入ったら極力、ピッチャーとの駆け引きだけに集中するためです。

ピッチャーと対決する際にアレコレ考えすぎしまったり、バッターボックスに入ってからピッチャーのボールにタイミングを合わせていたら、少ない球数の中での勝負には勝てませんよね。

バッターボックスに入る前にできる準備は、全部やっておく必要があるのです。

相手ピッチャーのブルペンの様子を観察する

試合前に相手ピッチャーがブルペンで投球練習しているのをよーく観察するようにしましょう。

試合の中で相手ピッチャーの情報を1番に得られるタイミングだからです。

観察するポイントは、

  • 球速は、遅い?速い?タイミングを取っておく。
  • コントロールは、良い?悪い?良ければ早いカウントから打っていく、悪ければよく見ていく。
  • 得意なコースは、高め?低め?アウトコース?インコース?ある程度の狙いを絞っておくのも有り。

ブルペンと実際のマウンドでは、変わってしまうピッチャーもいるので、参考程度の情報として全体像の雰囲気を掴んでおきましょう。

相手ピッチャーをベンチやネクストサークルで観察する

自分の打席が来る前に、ベンチやネクストサークルで相手ピッチャーをよーく観察するようにしましょう。

相手ピッチャーがブルペンで投げている時よりも、実践の情報を掴めるからです。

観察するポイントは、

  • マウンドでのテンポは、早い?遅い?一定?不規則?相手のテンポに惑わされないよう準備する。
  • ランナーが出た時は、変わる?変わらない?セットポジションが苦手で球速が落ちたり、コントロールが乱れたりするピッチャーもいる、状況に応じて対応をしていこう。
  • ワインドアップ・セットポジション、それぞれのタイミングを合わせておく。

打席に入る直前の準備となるので、自分が納得するまでトコトン準備をするようにしましょう。

ベンチやネクストで立って準備ができない場合は、座った状態でもできる準備をすることが大切です。

打席に立ったチームメイトに話を聞く

実際に打席に立って、相手ピッチャーと対戦したチームメイトに様子を聞くのも有効的になります。

相手ピッチャーの球を「周りから見る感覚」と「打席に立って見る感覚」が違う時があるからです。

どんな様子を聞くか、

  • 打席で見た相手ピッチャーの球の感覚は、思ったより球が来る?来ない?

    思ったよりも球が来る→ピッチャーの球にキレが有り、見た目以上に球が速く感じること。

    思ったよりも球が来ない→ピッチャーの球にキレが無く、見た目以上に球が遅く感じること。
  • 球にクセは、ある?ない?スライダー回転やシュート回転していると球種がストレートでも、手元で少し変化してくることがある。

実際に打席に立った選手が感じた、相手ピッチャーの球筋を聞いて参考にさせてもらいましょう。

バッターボックスで意識すること

バッターボックスに入る前にできる限りの準備をしたら、実際に自分の打席で活かせるように意識していくことが必要になります。

実際に情報を得ても、何も考えずに打席に立ってしまったら、活かせずに終わってしまうからです。

得た情報に対して、「どういった行動を取るのか」「どういったことを意識した方がいいのか」を知っておく必要があります。

ピッチャーの特徴にしっかりと対応をし、打席で優位な立場で進めていくことが大切です。

バッターボックスの中で立つ位置を変える

相手ピッチャーの球によって、バッターボックスの中で立つ位置を前後左右に動かすことも有効的になります。

バッターボックスは、上記図の広さがあるので、相手ピッチャーの球に合わせて最大限に使用していくことも必要です。

例えば、

  • ピッチャーの球が速い → いつもよりもキャッチャー側に立つ。
  • ピッチャーの球が遅い → いつもよりもピッチャー側に立つ。
  • ピッチャーがインコースが得意 → いつもよりもホームベースから離れて立つ。

打つ際に、バッターボックスから足がはみ出したら、アウトになってしまうので気を付けましょう。

ラインに足の一部がかかっていればセーフです。

バッターボックスの広さも有効活用していきましょう。

タイミングを取ることに集中する

バッターボックスに入ったら、相手ピッチャーのタイミングを取ることに集中しましょう。

ピッチャーによってタイミングが変わるということと、バッティングにとってタイミングは最も重要なことの1つだからです。

相手ピッチャーは、投球モーションでボールを長く持ってみるや足の上げ方を変えてくるなどタイミングをズラすために、いろいろなことをしてきます。

相手のピッチャーのいろんな動作に惑わされることなく、自分なりのタイミングの取り方に注力、実践することが大切です。

ボール球は振らない

当たり前のことに思えるかもしれませんが、ボール球を振らないことも重要になります。

ボール球は、自分の体に対しボールが近いもしくは遠いため、ヒットやホームランになる確率が低いからです。

プロの選手でも、調子を崩す原因の1つとして、「ストライクゾーンが広くなって(ボール球まで振って)しまっている」というのが多く挙げられます。

選球眼を良くして、ボール球を振らないようにしましょう。

ストライク球は早いカウントから振っていく

ストライクゾーンに来た球は、出来るだけ早いカウントから振っていくように心掛けましょう。

バッター側のカウントが悪くなってしまうと、バッターが不利になってしまうからです。

バッターが不利になってしまう要因として、

  • バッターが振って来ないとわかるとピッチャーが簡単にストライクを取りにいくことができる。
  • ツーストライクに追い込まれると、三振をしないよう振りが小さくなり、バットにボールを当てるだけのバッティングになる。
  • バットを振らずにタイミングを合わせるのは難しい、空振りしてでもバットを振りながらタイミングを合わせていこう。

ストライクと思ったら、ワンストライク目から積極的に振っていくことが大切になります。

自分の間合いに持ってくる

バッターボックスに入ったら相手のペースにのまれることなく、自分の間合いでスイングに入っていくことが大事になります。

自分の間合いでスイングができないと本来の力が発揮できないからです。

試合はピッチャーが投げないと始まりませんが、ピッチャーのリズムで気持ちよく投げさせてしまうとピッチャーのペースになってしまいます。

自然と自分の間合いにもってこれるように、バッターボックスでの振る舞いを行っていきましょう。

バッターボックスを外す

ピッチャーのリズムが早く、自分のリズムでスイングができないと感じたら、バッターボックスを外しタイムを取ることをしましょう。

自分が準備が出来ていないのに、ボールを投げられてしまったら、打てる可能性が低くなってしまうからです。

早いテンポのピッチャーで、バッターが構える前に投球モーションに入ろうとするピッチャーが相手だった場合やボールを長く持ちなかなか投げてこないピッチャーが相手だった場合は、バッターボックスを1度外しタイムを取るようにするといいでしょう。

ただ、ピッチャーが完全に投球動作に入っている場合あまり何回も外し過ぎるとタイムが認められない場合注意を受ける場合があるので、気を付ける必要があります。

打席に入る前のルーティンを決める

打席で自分のリズムに持ってくるためにも、打席に入る前のルーティンを決めて毎回実践することも有効的になります。

毎回同じルーティンで打席に入っていくことで、自分のリズムが作り易いからです。

僕の場合は、

  1. バッターボックスの外でバットを2回振る。
  2. バッターボックスに入り、足場を足でならし少し固める。
  3. 構えた時に軸足が来る場所の少し穴を掘る。
  4. 左手だけでバットを持ち、ホームベースの外・内とトントンして構える。

毎回同じルーティンで打席に立つことで、落ち着いて打席に立つことができます。

まとめ

【野球初心者から少年野球向け】試合で打てるバッティングのコツについて解説させていただきました。

練習でバッティングフォームやバッティングに必要な力を身に付け、試合では相手ピッチャーとの勝負に全力を注ぎましょう。

実際に試合では、あまりフォームのあれこれに意識がいかないと思った方がいいです。

無意識の中でも体が反応するというところまで練習をし、試合では相手ピッチャーとの対戦を楽しめるところまでいけるようにしましょう。

この記事を読んで頂いたあなたの少しでもお役に立てたら嬉しいです。

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