【野球】外野とは?意味・役割・必要な能力を徹底解説

「野球で外野とは何」や「外野の役割は」や「外野ってどんな能力が求められるの」と悩んでいませんか?

野球での外野の意味・役割・必要な能力について徹底解説させていただきます。

野球での外野とは、インフィールドラインより後方のエリアすべてのことを差し、そのエリアの守備につく人のことを外野手と言います。

外野手は、キャッチャーから向かって左をレフト(左翼手)、真ん中をセンター(中堅手)、右をライト(右翼手)と言います。

詳しく説明させていただきます。

目次

外野とは?

野球での外野とは、インフィールドラインより後方のエリアすべてのことを差し、そのエリアの守備につく人のことを外野手と言います。

外野手は、キャッチャーから向かって左をレフト(左翼手)、真ん中をセンター(中堅手)、右をライト(右翼手)と言います。

反対に、インフィールドラインより前方のエリアを内野と言い、そのエリアの守備につく人のことを内野手と言います。

内野手は、ピッチャー(投手)、キャッチャー(捕手)、ファースト(一塁手)、セカンド(二塁手)、サード(三塁手)、ショート(遊撃手)と言います。

外野手の役割

外野手の役割は以下の3つです。

  • 広い範囲ボールを捕る
  • 他の野手のカバーリング
  • 守備と守備間のボールの声掛け

1つずつ解説させていただきます。

広い範囲ボールを捕る

外野は、内野に比べ範囲が広く、少ない人数で守らないといけません。

そのため、広い範囲のボールを捕る(処理する)必要があります。

フライ・ライナーであればダイレクトキャッチ、ゴロであれば自分より後ろに抜かれないように捕球しなければなりません。

また、後ろにそらしてしまった場合でも、素早く捕球し内野手に送球することが重要です。

他の野手のカバーリング

外野手は守備の中で1番後方を守っています。

内野手が「捕れなかったボール」や「悪送球してしまったボール」を捕ることができるのです。

例えば、サードがゴロを捕球してファーストへ送球、その際に悪送球をしてしまった時に、ライトがファーストの後ろへカバーリングに回り込んでいれば、そのボールを捕ることができ、ランナーの進塁を防ぐことができます。

カバーリングは、人が見ていないところで万が一に備えて行うプレーなので、もの凄く地味なプレーですが、とても重要な役割を果すのです。

守備と守備間のボールの声掛け

外野手は、後方から全体(広い範囲)を見ることができます。

特にフライボールに関しては、内野手が後方の打球で他の野手との距離感がわかりづらい時に、外野手は距離感がわかりやすいです。

レフトから見てショート後方のフライボールをショートの方が捕りやすいと思えば「ショート、ショート」と声を掛け、レフト(自分)の方が捕りやすいと思えば「俺が捕るやオーライ、オーライ」と声を掛けましょう。

その声掛けで「打球をスムーズに処理できる」や「選手同士の接触を防ぐ」などといった効果が得られます。

外野手にとって必要な能力

外野手は「広い範囲を守る必要がある」や「長い距離ボールを投げる」や「一番後方を守る野手」などといった特徴があります。

そのため、様々な能力が必要とされるのです。

主に必要とされる外野手の能力を5つ紹介。

  • 広い範囲を守る走力
  • 長い距離ボールを投げる肩力
  • 前や後ろや横のボールを出来るだけ多く捕るための打球判断能力
  • ランナーを出来るだけ進塁させないための状況判断能力
  • 選手間同士の声掛けをするためのコミュニケーション能力

1つずつ詳しく解説させていただきます。

広い範囲を守る走力

外野手は、出来るだけ広い範囲ボールを出来るだけ素早く処理する必要があります。

そのため、出来るだけ早く打球(ボール)に到達する必要があるのです。

足が遅い選手より、足が速い選手の方が、ボールに早く到達できますよね。

また、短い距離(20m以内)を速く走れる瞬発力があると、とても有利です。

特に外野の真ん中を守るセンター(中堅手)は、外野手の中でもより広い範囲を守る必要があるため、走力が求められます。

長い距離ボールを投げる肩力

外野手は、広い範囲を守るとともに、内野手までの長い距離ボールを投げる必要があります。

ランナーの進塁を防いだり、ランナーをアウトにするためです。

中継プレーに入る内野手やベースカバーに入る内野手へ出来るだけ鋭く正確なボールがいけば、ランナーの進塁を防ぐやランナーをアウトにする確率が上がります。

特にライト(右翼手)は、バックホームやバックサードなど、長い距離を投げる機会が多く発生するため、強い肩力が求められるのです。

前や後ろや横のボールを出来るだけ多く捕るための打球判断能力

外野手で最も難しい判断を迫られるのが、打球判断能力になります。

「バッターが打った打球音」「バッターのスイング」「打球の角度」「打球の方向」などから、打球の落下地点をいち早く予測し、そこに向かって走り出す必要があるからです。

バッターによっては、打球が失速(ドライブして落ちる)や打球が伸びる(予想以上に浮き上がってくる)や打球が左右に切れていく(スライス・フックする)ため、とても難しい判断になります。

レフト(左翼手)・ライト(右翼手)は、ファールライン方向に向かって切れていく(スライス・フックする)打球の判断が重要です。

ランナーを出来るだけ進塁させないための状況判断能力

外野手のところにボールが飛んできた場合には、ランナーを出来るだけ進塁させないために、捕球の仕方や送球する場所を判断していく必要があります。

外野手は、ベースから遠いところを守っているため、隙があればランナーが次の塁を狙っているからです。

ゴロが飛んできた時には「出来るだけ早く送球までいく捕り方が必要なのか?」「後ろにそらさないよう膝をついて確実に止める捕り方が必要なのか?」の判断。

フライが飛んできた時には「捕ったあとすぐに勢いよくボールを投げる捕り方が必要なのか?」「捕るだけに注力し確実にボールを捕る捕り方が必要なのか?」の判断。

状況に応じて、判断をしベストな捕り方から送球までの選択をする必要があるのです。

選手間同士の声掛けをするためのコミュニケーション能力

外野手は周りの広い範囲を見ることが出来るため「自分がボールを捕る意識を示す」や「誰がボールを捕ると指示を出す」といったことを大きな声でハッキリと行う必要があります。

試合中は、選手がボールに集中していることや観客の声援などで、小さい声では全然聞こえないためです。

普段から「声が小さい」や「恥ずかしくて声を出せない」気持ちがあると本番でもなかなか声を出すことができません。

普段から自信を持って大きな声を出せる環境や関係性作りがとても重要になります。

まとめ

今回、【野球】外野とは?意味・役割・必要な能力を徹底解説させていただきました。

野球での外野とは、インフィールドラインより後方のエリアすべてのことを差し、そのエリアの守備につく人のことを外野手と言い、外野手は、キャッチャーから向かって左をレフト(左翼手)、真ん中をセンター(中堅手)、右をライト(右翼手)と言います。

外野手の役割は、「広い範囲ボールを捕る」「他の野手のカバーリング」「守備と守備間のボールの声掛け」の3つです。

外野手に必要な能力は、「広い範囲を守る走力」「長い距離ボールを投げる肩力」「前や後ろや横のボールを出来るだけ多く捕るための打球判断能力」「ランナーを出来るだけ進塁させないための状況判断能力」「選手間同士の声掛けをするためのコミュニケーション能力」の5つになります。

本記事の内容が、あなたの少しでも参考になれば嬉しいです。

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