【野球部】補欠からレギュラーへ大切な3つの考え方

「どうしたら補欠からレギュラーになれるんだろう」や「どうして自分の子は試合に出られないんだろう」と悩んでいませんか?

私も高校1年生の頃、野球部の補欠でした。
レギュラーどころかBチームの試合にも連れていってもらえない、更には1年生主体の試合にも出れないと悔しい思いをしました。

この記事では、野球部のレギュラーになれずに補欠で悔しい思いをした私が、野球部の補欠からレギュラーになるためにとった行動や考え方をご紹介します。

本記事の内容では、野球部のレギュラーになれず補欠で悔しい思いをしている方が野球部の補欠からレギュラーになるための参考にしていただけたら嬉しいです。

目次

野球部の補欠であった当時の私が、気付かない内にしてしまっていた「レギュラー獲得を遠ざけてしまう考え方」それは「おごり」や「謙虚でない心」でした。

中学生までの私は、チームでは中軸やキャプテンを任される程で天狗になってしまっていたからです。

高校1年の私は、補欠であることを受け入れることができず、人のせいにばかりしていました。

野球部の補欠であった当時の私が、どのような考え方をしていたか紹介させていただきます。

私は補欠であるにも関わらず、その現状を受け入れず、いずれ試合に出られるだろうと心のどこかで思っていました。

私は当時、根拠のない自信をもっており、その自信を疑わなかったからです。

実際に「なぜ俺よりヘタな選手が試合に出たり、ベンチに入っているのだろう」「絶対に俺の方が上手いのに」と思っていました。

現状を受け入れることで、自分が否定されることが怖いというプライドが邪魔をしていたのです。

当時の私は、自分の力量不足を認めることができず、人のせいにしてばかりいました。

人のせいにすることで、自分の気持ちが紛れたからです。

野球部の補欠であった当時の私が実際に考えていたこと、

  • 監督やコーチは俺の実力をわかっていない。
  • 試合に出ている選手が気に入られているだけ。
  • あの選手は俺より年が上だからしょうがない。
  • 試合に出ている選手がケガをしないかな。

すべて原因他人論で考えていて、原因自分論という考えになれませんでした。

補欠の人がレギュラー獲得を近付ける考え方

補欠からレギュラーを目指すために、まず考え方を変える必要があると考えました。

考え方を変えない限り、行動が変わることはなく、個の成長に繋がらないと考えたからです。

私は、補欠からレギュラーを取るために、5つのステップで考え方を変え、行動に移していきました。

野球部の補欠だった私がレギュラーを獲得した、考え方5つのステップを紹介させていただきます。

私は補欠からレギュラーになるために、まず自分の実力を見つめ直し、自分が置かれている現状を受け入れることにしました。

補欠であるのには理由があり、その現状を謙虚に受け止めることができなければ、先に進めないと考えたからです。

私は、同じポジションの人より何が劣っているのか?反対にどの部分は負けていないのか?などを分析し、自分が置かれている現状を把握しました。

この時私がポイントとしたのは、絶対に人のせいにせずに原因自分論で考えること、人は変えられないので、自分が変わるしかないです。

自分の弱みと強みを理解することは、補欠からレギュラーを目指す上でとても重要なことだと思います。

弱みを克服して総合力up・強みを極めて一点突破でレギュラーを目指すかの戦略を立てる上で、必要不可欠だからです。

この時、第三者の目線、自分の事を俯瞰することが大切になります。

弱みの例

  • 自分はレギュラーの選手より、バッティングが劣っている。
  • 自分はレギュラーの選手より、守備が劣っている。
  • 野球の知識不足で、戦略面で劣っている。

強みの例

  • 自分はレギュラーの選手より、足が速い。
  • 自分はレギュラーの選手より、肩が強い。
  • 自分はレギュラーの選手より、パワーがある。

自分がどの部分を改善する(伸ばす)ことでレギュラーになれる可能性がもっとも高いかの判断材料にし、戦略を立てて日々の練習に取り組んでいきました。

私は、自分と同じくらいのレベルの選手や自分の方がレベルが上だと思える選手でも、その選手の良い所を見つけ「この選手のここが素晴らしい」「この部分は敵わない」などと認め、よく観察するようにしました。

試合に出ている選手やベンチ入りしている選手には、それぞれ必ず光るものを持っていると考えたからです。

この時、漠然と「あの選手は、自分より上手」「あの選手は、自分より下手」という見方ではなく、バッティングのタイミングの取り方が良い、守備の足の運び方が良いなど細かい部分を見るようにしました。

目の前にいる選手も野球を学ぶための立派な教材、技術の細かなところまで目を向けることで、野球の本質を理解することが大切です。

「自分の弱みと強みを理解する」と「他の選手の良いところを認める」を実践した私は、何でも吸収できるスポンジ人間になったので、自分に有益な情報をインプットするため他の選手の良いところをマネすることにしました。

自分が成長するためには、まず他の選手の良いところをマネして、自分に取り入れた方が早いと考えたからです。

私は、他の選手(チームメイト)の「プレー」「取り組む姿勢」「私生活」の良い所や悪いところをよーく観察し、良いところはマネをして、どうやったら自分に取り入れられるかを考え吸収するようにし、悪い部分は、なぜ悪いのかどうすれば良くなるのかを考えるようにしました。

他の選手の良いところをマネするということは、興味を持って見ることに繋がり、いろいろなことを早く吸収できるようになります。

自分が補欠ということは、自分より優れている選手がいるということになるので、その選手を追い抜くためには、少なくともその選手以上の練習や努力が必要になります。

自分のライバルになる選手も、努力を積み重ねて、レギュラーやベンチ入りを勝ち取っている訳で、自分がその選手に勝とうと思ったら、その選手以下の練習をしていても、絶対に追い抜くことはできないからです。

私は朝早く起き、走り込みをしてからチームの朝練に行き、全体練習が終わった後、自主練をし、家に帰った後、素振りや筋トレを行っていました。

目標とする選手に、どのようにしたら勝てるのかを考え、絶対に勝つんだと強い意志と覚悟を持ち、その分だけの練習や努力することが重要と考えています。

朝早起きをしてランニングをする

朝30分早く起きて、自分で決めた距離、3キロ程を毎日走るようにしました。

レギュラーを取るために、下半身強化が必要不可欠と考えたからです。

その時に、更に負荷をかけるため、足首に「アンクルウエイト2kgずつ」を付けてランニングを行っていました。

その結果、バッティングや守備の際、下半身が安定し、バッティングなら飛距離アップ、守備なら腰を落とした低い体勢をキープできるようになり、技術の向上に繋がりました。

また、これが意外だったのですが、自主練でランニングをするようになってから、チームでやるランニングメニューが楽に感じるようになったのです。

普段の練習だけでも疲労困憊であったため、チーム練習以外は出来るだけ体を休めた方がいいと考えていたのですが、自主練でもランニングを行うことで、体力がつき普段の練習も楽に乗り越えれるようになりました。

家で筋力トレーニングをする

全体練習が終わって、学校で自主練をした後、家に帰ってから寝る前にダンベルで筋力トレーニングを行っていました。

主に上半身の筋力を鍛えるためです。

高校時代はアパート住みであまり部屋が無かったため、ダンベルがあまり場所も取らず筋力トレーニングができました。

その結果、上半身の力がつきバッティングでは飛距離アップ、守備ではスローイングの安定に繋がりました。

補欠からレギュラーへ飛躍する考え方

「取り組む姿勢」や「私生活の過ごし方」でも驚く程、意識の高い選手がいます。

また、そんなこと大したことないでしょ?
と思うことでも、後に大きく差がつくというのを、実感した出来事があります。


高校時代の冬のトレーニング期間中に、とにかく真剣に取り組む選手がいました。

例えば、スクワットをやったら、100回で終わりのところを、1回多く101回やるだとか、ベンチプレスで少しでも重い負荷で行うとか、スクワットジャンプで1回1回少しでも遠くまで飛ぶなど、一見ひとつひとつは大したことがないように思えますが、ひと冬超えた時に、その選手は大きく成長をしました。

人より少しでも多くやってやろう!
絶対に人より上に行くんだ!
という気持ちそのものが、練習ひとつひとつの質を上げ、成長に繋がっていきます。


意識は大事ですね!!

また、プロ野球選手のように少し遠い存在よりも、身近な選手(年の近い選手)が実践しているという事で「同じ年の選手ができるのなら、自分にもできる」といった、気持ちになれることも大きいです。

まとめ

自分の現状を受け入れることは、自分を否定することにもなり、とてもツライことです。

更に、他人のことを認めることも簡単ではありません。

ただ、その先に必ず自分(あるいは自分のお子さん)の飛躍があると信じ、頑張って乗り切りましょう!
その考え方になれた時点で、成長できているということです。

その状態になれば、他人の良い所をマネすることも自然とできるだろうし、その意志があれば努力を惜しまないようになれています。

この記事を読んでいただいた、一人でも多くの人がレギュラーを奪還できることを祈っています。

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