「チーム全体の練習は短時間と長時間練習のどちらの方がいいのだろう」や「短時間練習では練習量が足りないのかな」と悩んでいませんか?
私は高校時代に長時間の練習方法を大学時代に短時間練習を経験しました。
この記事では、長時間・短時間の両方の練習方法を経験した私が、短時間練習のメリット・デメリットを紹介させていただきます。
本記事の内容では、チーム全体の練習を量か?質か?で迷っているあなたの参考にしていただけたら嬉しいです。
【短時間練習】4つのメリット紹介
短時間の練習方法には、長時間練習と比べてさまざまなメリットがあると思っています。
私が実際に短時間・長時間の練習を経験をしてみて、短時間練習のメリットを感じました。
私が実感した短時間練習のメリットを4つ紹介させていただきます。
短時間練習のメリット(練習の効率up)
長時間に比べ短時間練習は、練習の効率を上げてくれます。
1つずつの練習に全力を注ぐことができますし、集中力も持続できるからです。
人の集中力は、子供が15分×3で45分、大人が45分×2で90分が限界と言われています。
そのため、出来る限り集中力が高い状態で練習することにより、練習の質を上げ、効率upに繋げることが出来ます。
短時間練習のメリット(モチベーションを維持しやすい)
短時間練習は、練習にメリハリがつき、必要なことを行っていると実感し、モチベーションが維持しやすいように感じました。
短時間練習ですと、時間に限りがあるためムダにできず、やることも明確になっているからです。
私は現役時代、3時間しか練習時間が取れないとなれば、その中で何とか必要な練習をこなそうとモチベーションが上がりましたが、8時間の練習となると「長い!」と、考えただけでモチベーションが下がっていました。
モチベーションが高い状態で練習に臨めると「自ら練習に取り組む」という姿勢になり、技術の飛躍的成長に繋がります。
↓高校野球「時短・効率」革命。
短時間練習のメリット(ケガのリスクが減少)
短時間練習は疲労が蓄積されにくくなり、ケガのリスクが減少します。
練習時間が短いことで疲労が溜まりにくいことと、自己管理に時間を費やすことができるからです。
その時間を使って、ストレッチやマッサージなど、自分の体のケアができます!
私は体の状態によって、個人の練習(自主練習)の量を調整するなど、未然にケガを防ぐことも行っていました。
短時間練習のメリット(各々の課題に合った練習に取り組める)
全体練習が短時間であると、各々の課題にあった練習に取り組める時間が増えます。
全体練習が短時間な分、自主練習で練習量を補うため、各自課題としている部分を、集中的に鍛えることができるからです。
私も課題がバッティングの時はそれを中心に行い、その中でも「バッティングホームを固めたい時は、いろいろな方法の素振りやティーバッティングをじっくり行う!」「実践のボールに慣れたい時は、バッティングピッチャーに投げてもらい、特打(特別打撃)を行う」などのように取り組んでいました。
ライバルと差をつけるために、課題に合った練習に取り組めるこの時間を大切にしていました。
↓自分で考えて動ける子に、育てたいですよね。
【短時間練習】3つのデメリット紹介
短時間練習にもいくつかのデメリットがあります。
練習量に比例して鍛えられる力もあるからです。
私が短時間・長時間練習を経験して、長時間に比べ、短時間では得られない力や自身に任される難しさを感じました。
私が経験して感じた、短時間練習のデメリットを紹介させていただきます。
短時間練習のデメリット(チーム連携の構築が難しい)
団体競技では、チームの連携が必須で、それを構築するには時間がかかります。
サインプレーのタイミングやフォーメーションなど複数の人が関わる場合、各選手の能力や理解度にバラつきがあるからです。
私が現役時代も練習の中で、たくさん失敗をして理解を深めたり、理解に時間がかかる選手のために繰り返し行った経験があります。
短時間練習では、チーム連携の時間があまり取れず、選手間のギャップを埋めることが難しくなることもあると思います。
短時間練習のデメリット(体力面と精神面を鍛えるのが難しい)
短時間・長時間練習で大きな差が顕著に現れるのが、体力・精神面が鍛えられるかどうかだと思います。
短時間練習に比べ、長時間練習はこなすだけでも体力と精神力が必要となり、乗り越えることで体力と精神力が身に付けられるからです。
私も高校時代は、県内でも有名な長時間練習校であったため、試合の終盤でも疲労感はなく「むしろ他の高校よりも練習量は負けない」という自信があり、試合終盤での結果もよく、逆転勝ちをすることも多くありました。
大事な場面ほど、それまでにどれだけ準備をしてきたかが、重要になってくると感じます。
短時間練習のデメリット(能力の上達は個々の意識次第)
チーム全体の練習が短時間ということは、あとは自主練習など個々の判断に任せることになります。
自主練習など、個々の時間が増えるということは、「やるかやらないかは本人次第」です。
私も大学時代、短時間練習を行っていましたが、チームの中で「意識的に自主練習をする・しない選手」はハッキリと分かれていました。
能力の上達は個々の意識次第となってしまいますので、「やらせられる」ではなく「やる」選手を育てる必要があると思います。
↓時代の先を行く、子供達の育成術。
まとめ
短時間練習についてのメリット・デメリットを紹介させていただきましたが、短時間練習のメリットを最大限に活かすのであれば、自分で考えて練習に取り組んでいける、意識の高い選手ということがポイントになると思います。
この力を鍛えることが、もっとも重要です!
団体競技でも、やはり個の力の成長無くして、チームの成長はありませんし、個の力をもっとも成長させてくれるのが、自ら考え行動をする力だと思います。
自らで考えて練習に取り組んでいける、意識の高い選手を育て、短時間練習のメリットを最大限に活かせていけたらいいですね。
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