「投球する際のコントロールが悪いな」や「ボールが思っていた場所に投げられない」と悩んでいませんか?
私も投球コントロールが悪いことで5年悩み、改善方法を常に探していました。
この記事では、5年投球コントロールが悪かった私が、どのように改善していったのかだけでなく、5つの解決方法を見つけたのでご紹介します。
本記事の内容では、あなたが狙った箇所にボールを投げられるようにするための参考にしていただけたら嬉しいです。
投球コントロールが悪かった原因
投球コントロールが悪い原因は、人によって違いますが、場合によっては、いくつもの原因が挙げられます。
いくつもの投球コントロールが悪い原因を一度に直そうとして、フォームがバラバラになり、自分の投球フォームがわからなくなったというケースも少なくありません。
そのため、挙げられた課題を自分の中でしっかりと整理する必要があります。
私の投球コントロールが悪かった原因をまとめてみましたので、紹介させて頂きます。
下半身が安定していない
ピッチャーでストライクが入らない、このほとんどの原因が、下半身にあると言っても、過言ではありません。
下半身が安定していないと、投球フォーム全体のバランスが崩れてしまいます。
💡安定しない下半身とは、
①投げる動作に入り、足を上げた時に下半身がグラつく。
②踏み出した足が沈み込んだり、棒立ちになったり、高さがバラバラ。
③踏み出した足のつま先が開いたり、クロスしたり、安定しない。
④投げた時のスタンス(軸足と着いた足の幅)がバラバラ。
上記の1つでも当てはまる方は、下半身が起因で投球コントロールが悪くなってしまっている可能性があります。
リリースポイントを把握できていない
どこでボールをリリースすれば、ストライクゾーンに行くのかを把握していなければ、投球コントロールは良くなりません。
ボールをリリースしたポイントで、ストライクとボールが決まるからです。
私は、リリースポイントを意識しておらず、ただ腕を強く振ることに注力していました。
投球コントロールよりも、速いボールを投げることばかりに意識が向いていたからです。
リリースポイント関係なく、バラバラの状態で投げていたら、投球コントロールが良くなるわけがありませんよね。
グローブをはめている手が悪い
私は、投球コントロールを良くしようと利き手ばかりに意識が向いていたのが原因で、思っていた場所に投げられなかった経験があります。
確かに、グローブをはめている手の動きを意識したことがなく、コーチに私のフォームをチェックして頂いたら、「投げている手とグローブの動きは連動している」とアドバイスを頂きました。
頭の中では、オーバースローで投げる動きをイメージしていたのですが、実際はサイドスロー気味で手が動いており、投球コントロールのズレに繋がっていたことがわかりました。
この記事で、グローブの手を意識せずに投球コントロールが悪いことに悩んでいる方は、第三者からアドバイスをもらってみるのもおすすめです!
投球する際に力んでしまう
ボールを力いっぱい投げようとするあまり、腕に余計な力が入り思うように振れていませんでした。
力が入ると、体が固まってしまい、思うように動いてくれません。
試しに目一杯、腕を振ってみる投げ方とリリースまで腕の力を抜き、リリースのみ力を入れる投げ方のボールのスピードを比べてみました。
すると、リリースのみ力を入れたボールのスピードの方が速かったのです。
力を入れる・抜くところが理解できておらず、目一杯投げようとしていたことで、余計な力みを生んでしまっていました。
メンタルが安定しない
自分自身、コントロールに自信が無いがために、投げる前からフォアボールを出してしまったらどうしようのようにネガティブなメンタル状態になってしまうことがよくありました。
こういう日の私は、大抵ダメでした。
ネガティブなメンタル状態になると、腕が縮こまりしっかりと振れません。
更にストライクが入らないといった、悪循環になっていきます。
メンタルが安定しない時の僕は、キャッチャーまでの距離が遠く見え、ストライクゾーンも小さく見えてしまいます。
ボールを投げる前から、勝負は決まっていますね。
自分自身のメンタル状態が、コントロールに大きく関わってくると感じました。
投球コントロールが悪い原因を探す3つの方法を紹介
私は投球フォームが悪い原因を探すために、5つの方法を試してみました。
1つの方法だけでは、投球フォームが悪い原因を探すことが、うまくできなかったからです。
自分は、投球フォームを映像で見て「下半身が安定していないなあ」と感じました。
一方、第三者の方に自分の投球フォームを確認してもらうと「リリースポイントがバラバラだね」とアドバイスを受けることができたのです。
1つの方法だけでは、探しきれない投球フォームの悪い原因をいくつかの方法を組み合わせることで、探すことができる。
その5つの中で、特に効果が大きかったと僕が感じたものを3つ紹介させて頂きます。
投球フォームを撮影してもらう
ビデオカメラやスマートフォンを2台使用して、投球フォームを撮影するようにしました。
1台目は、投げる手の側(右投げなら右側)から、投球フォーム全体が移るように撮影します。
2台目は、キャッチャーの後ろから、投球フォームのリリース部分と投げたボールの軌道がわかるように撮影するようにしました。
1台目の撮影方法で、投球フォーム全体の動きが映像で確認することができます。
2台目は、投球フォームのリリースポイントと投げたボールの軌道・ストライク、ボールを映像で判別できます。
※カメラ1台でしか撮影ができない時は、1台目の撮影方法で投球フォーム全体を確認していました。
映像に残すことで、投げたボールの良い・悪いで、投球フォームの良し悪しを比較できます。
投球フォームが綺麗な人に見てもらう
高校2年生の頃の私は、投球コントロールが悪いと実感して練習する際に、第三者の方に投球フォームチェックをお願いしてみた経験があります。
その時の私は、自分では投球フォームのどこに悪い原因があるのかわからず、悩んでいました。
第三者の方に自分の投球フォームをチェックしてもらった時に「足がブレているね」と助言を頂くことができたのです。
自分では、探せなかった原因を第三者の方のアドバイスにより、探すことができました。
投球フォームを見て分析する
私は、高校2年生の頃、プロ野球選手の投球フォームの連続写真を掲載した雑誌を買ってみることにしました。
自分の投球フォームとプロ野球選手の投球を見比べて、参考にできればと思ったのです。
普段は、気に留めなかったことも、自分が悩んでいる時や興味を持って見てみると、得られる情報が違ってきます。
「プロ野球選手の腕の出し方ってこんな感じなんだ」「踏み出した足はこのようになっているんだ」と新しい発見がありました。
投球コントロールが悪かった原因の5つの解決方法
ここまでで、自分がなぜ投球コントロールが悪いのかが、ハッキリしてきました。
投球コントロールが悪い原因を改善するために、私は野球が上手な人に聞く・パソコンや本で調べる・上手な人の投球フォームを参考にマネをしてみるといった行動を取りました。
私が実践した、投球コントロールが悪かった原因を解決した5つの方法を紹介させて頂きます。
↓合わせて読みたいブログ。5つの解決方法を詳しく解説しています。
下半身を安定させる方法
私は、下半身を安定させるに、特に2点のことを意識しました。
- 下半身の筋力を鍛えること。
- 下半身の柔軟性を鍛えること。
下半身の筋力を鍛えること
下半身の筋力は、主に3つの筋肉を意識して強化しました。
- 大臀筋(だいでんきん)=お尻の筋肉
- ハムストリング=ももの裏の筋肉
- 下腿三頭筋(かたいさんとうきん)=ふくらはぎの筋肉
3つの筋肉は、投球フォームを安定させる上で、重要な筋肉です。
その3つの筋力を一度に鍛えられる、トレーニングが「スライドボードトレーニング」です。
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「スライドボードトレーニング」で行うスケートと投球フォームの足を踏み込んでいく動きが似ており、同じ筋肉を使います。
私はトレーニングを取り入れてから、数か月で投球時の下半身が安定したことが実感できました。
※トレーニングは、スライドボードトレーニングだけ行っていた訳ではありません
下半身の柔軟性を鍛えること
下半身の柔軟性は、基本的なことですが、ストレッチを行いました。
特に股関節を重点的に、行うことが重要だと思います。
ストレッチの方法は、股割り、座って足の裏を合わせて膝を上下に動かす、足を開脚して体を前に倒すなど。
ストレッチは、運動やお風呂の後の、体が温まっている状態の時に、行うようにすると効果的です。
リリースポイントを安定させる方法
ボールをどこの位置で離せば、どこに行くのか、キャッチボールやノック、ピッチング練習などで、リリースのポイントに特化して、練習するようにしました。
感覚を掴むまでには、相当な時間がかかります。
ただ、今まで何も考えずにキャッチボールをしていた時と比べて、自分の正しいリリースポイントを見つける意識で投げるようにしたことで、正しいリリースポイントを見つけられるスピードが格段に上がったと思います。
正しいリリースポイントの見つけ方で意識したこと、
①両足をステップした(開いた)状態で、上半身の動きのみ確認してみる。
②テイクバックを小さくしてみる。
③リリースポイントを左右上下、意識的に変化させ、自分に合う場所を探す。
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グローブをはめている手の動きを良くする方法
オーバースローの自分の場合は、キャッチャーミットに向かって、真っ直ぐグローブを出し、自分の体に向かって真っすぐ引くことを意識しました。
この時、しっかりと自分の体につくまで、勢いよくグローブを引くことが重要です。
その感覚を掴むために、投げる動作の足を前に踏み込んだ姿勢で止め、その足が開いた状態で、両手を開き、グローブを引くのように、何度も手の動きだけを確認し、正しい動きを体に覚え込ませていきました。
同じ動きを繰り返し行うことで、自分のクセを矯正し、無意識でも正しい動きができるようにしたのです。
力まずに腕を振る方法
力を入れる部分と力を抜く部分を理解し、実践するようにしました。
最大の力を発揮する必要がある部分は、ボールが指先から離れる、リリースの部分だということがわかりました。
リリース以外の部分では、腕の力を抜きリリースで100%の力を持っていくように意識をしました。
リリースに100%の力を持っていく方法は「手首のスナップ」を使って指先にボールの縫い目を掛け、ボールにキレイな回転を掛けることを意識して、ボールをリリースすることです。
メンタルを安定させる方法
メンタルを安定させるためには、いくつかの方法があると思います。
どの方法がどの人に合うかは、人それぞれ違うと思いますので、いろいろ試してみて自分に合うものを見つける必要があります。
私がメンタルを安定させるために、試した中でより効果があった方法をいくつか紹介させて頂きます。
実践を意識した練習をする
練習の時(特にブルペン)では調子が良く、バンバンストライクが取れるのに、バッターが打席に立った途端にストライクが入らなくなることがありました。
バッターが打席に入っていない時は、キャッチャーミットだけに集中して腕を思いっ切り振ることができるからです。
バッターが打席に入ると「デッドボールを当ててしまったらどうしよう」「ストライクゾーンが小さく見える」など、キャッチャーミット以外に集中がいってしまい、思うように腕が振れなくなってしまいました。
練習の時からバッターが打席に立つことに慣れることで、実践でも普段と変わらず平常心で臨むことができます。
↓バッターを立たせる人がいない時の助っ人「ダミーくん」。プロ野球でも使用されています。
自分の気持ちを落ち着かせるルーティンを決める
「自分はストライクが投げられる」と自分に言い聞かせ、ポジティブな気持ちにする。
「帽子のひさしに、自分を奮い立たせるや冷静にさせる言葉を書いておき」それを、ピンチの場面や冷静にならないといけない場面でその言葉を見て、自分の気持ちを安定させる。
これをすれば大丈夫!といった、言葉や決めごとを作り、自分はできると自己暗示をかける方法。
自分が自信を持てるまで、練習をやりぬく
自分自身が、自信がない時と自信満々の時の状況を思い返してみました。
自信がないときは、本番までの準備が不十分な時です。
反対に、自信があるときは、本番までの準備がしっかりできた時です。
自分が自信を持てるまで、練習や準備をやり抜くようにしました。
根拠なき自信を持つ
成功している人で、意外とこういう人も多いと思います。
根拠がなくても、「自分はできる」と思ったもん勝ちです。
技術があるから、自信を持てるという部分もありますが、気持ちが先で、そこから好転していくことも大いにあると思います。
日頃からポジティブな気持ちを持つようにすると、習慣化されていくように感じます。
どんな小さいことでも、自分はできると思うクセを付けて、ポジティブシンキングを習慣付けしていくようにしました。
まとめ
私が投球コントロールが悪かった原因とその解決方法を5つ紹介させて頂きました。
私は、まず投球コントロールが悪かった原因を掴むことができ、人にアドバイスも頂きながら、解決方法がわかり、制球難を改善することができので良かったです。
その過程で、投球コントロールが悪い原因には、下半身が大きく影響していることがわかりました。
投球コントロールが悪いことを解決するには、下半身を強化することが必要不可欠だと言えます。
私が実践して、効果が出たトレーニング方法で、皆さんの良い結果に繋がると嬉しいです。
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